ハンセン病市民学会教育部会

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 ハンセン病市民学会教育部会は、「ハンセン病問題と教育」について学習や交流を行う団体です。

 ハンセン病市民学会の目的は、「ハンセン病に対する偏見や差別を解消し、ハンセン病問題における歴史の教訓を、これからの社会のあり方へと引き継ぐこと」です。

 ハンセン病市民学会の一部会である教育部会は、市民学会の目的をふまえ、「ハンセン病問題と教育」というテーマに関わる「交流」「検証」「提言」の3つの柱を軸に、活動を進めてきました。とりわけ、教育界がハンセン病問題の中で果たした加害性を検証し、その負の教訓を生かした実践を行っています。

 2005年の創設以来、年1回、全国のハンセン病療養所で合宿を行い、学習交流会を開催しています。教員による実践報告だけでなく、療養所の入所者・退所者・家族・遺族/研究者/弁護士/学芸員/ハンセン病問題に学ぶ市民・学生など、幅広い参加者から話を聴き、学び合い、仲間の環を広げてきました。

 ハンセン病市民学会の総会でも、教育実践や、教科書でのハンセン病問題の扱いなどを報告し、提言につなげてきました。

 2022年1月には、これまでの16年のあゆみを土台として、『ハンセン病問題から学び、伝える―差別のない社会をつくる人権学習』(清水書院)を編集、出版しました。

 本の出版を機に、このホームページを立ち上げました。

 「ハンセン病問題と教育」に関するイベント、学習会、メディア掲載情報、書籍・論文などは、「最新情報」にアップします。教員の方はもちろん、ご関心のある方はどなたでもご連絡いただければ幸いです。